僕がバンクーバーで仕事を見つけた方法
みなさんこんにちは!
ヒデトです!
1年間の専門学生を終え、バンクーバーの会社で働き始めて3週間が経ちました。ウェブアプリやモバイルアプリを作っているスタートアップの会社に勤めているのですが、カナダ流の働き方や、新しいウェブ技術に触れながら、猪突猛進な毎日を送っております。
今回の記事では、『どう就活をしたか』を備忘録、かつ、皆さんの参考になるように書いていこうと思います。
後日、『仕事の探しかた』『履歴書の書き方』『電話面接必勝法』『面接必勝法』『スキルテスト必勝法』なども書いていこうと思います。
今回はざっくりと、僕がどう就活をしたかを眺めて見てください。僕はウェブ系技術者(詳しく言うとFront-End Web Developer)として、専門的な分野で就活を行いましたが、今回の記事はカナダで(特にバンクーバー)での仕事を探したい人にとって、専門分野関係なく当てはまる内容を書いてるので参考になると思います。
それでは早速行ってみよー!
カナダの就活は短期決戦
僕は2017年3月末にバンクーバーの専門学校(1年のコース)を卒業し、4月の2週目には仕事が決まりました。実際に履歴書を送り始めたのは卒業直前だったので、約2週間で仕事を見つけることができました。日本に比べるとかなりのスピード感です!また、『仕事見つかればどこの会社でもいいやー』って応募していた訳ではなく、『この会社なら働いてやってもいいかな!』ってところにしか応募していないので、ただ早く仕事が見つかるように無理やり2週間で仕事を決めた訳ではありません。
カナダではこのスピード感が一般的です。自分でもびっくりでした。さらに驚くことに、僕と同時期に就活していた仲良い友達の話なんですが、会社に履歴書送付し、面接、テストまで含め、採用までで2日間しかかからなかった会社もあります。しかも、僕の仲良い友達2人がこのパターンでした。『君、即採用!』って状況ですよね、かっこいいな。
もちろん、日本でもアルバイトを探してる場合には『君、即採用!』って1日で採用されることはよくあります。会社の正社員でも上で書いたような短期で仕事が決まるのがカナダ流です。
僕の周りを見ると(ウェブ業界の人が多いです)が、だいたい就活始めてから1ヶ月以内で決まる人が多いと思います。それ以上の時間がかかる人は、2ヶ月3ヶ月と長期化する人が多いように感じます。
なので、バンクーバーで就活する際は『スピードと勢いが大事!』ってことを覚えて置いてください。
ガンガンいこうぜ!
カナダでの就活ではほとんどの場面において『ガンガンいこうぜ!』の姿勢がとっっっっっっっっっっっっっても大事です!!これは本当に大事なんです!日本の教育と社会で育ってきた僕たちにはなかなか体現することが難しいです。だって日本人の性格で『奥ゆかしさ』とか『謙虚さ』って大事にされるじゃないですか。これはカナダの就活時には完全に捨ててください。謙虚さなんていりません。『俺が俺が!』の勢いでガツガツアピールしないと『こいつ自信がないんだな』って見られてしまうんです。
この『ガンガンいこうぜ!』作戦は『履歴書を送るとき』と『面接時』に特に有効です。
履歴書を送るとき
よくある失敗例が『応募の条件に満たしていなかったから応募しなかった』ってものです!僕が声を大にして言いたいのは『そんなのものは関係ねえええええ!!ガンガン応募しおおおおおおおお!!』です。これはマジです。僕は応募の条件全て満たしてところなんか一つもありませんでした。だって、僕はウェブデベロッパーでの仕事の経験なんか0年(もはや0時間)だっのに、『未経験OK』なんて応募条件なんて一つもなかったですもん。『未経験者大歓迎♥』なんていうキャバクラ嬢募集みたいなものは一切ありません。『仕事での経験年数3年以上』だろうが『専門分野での4年生学位取得済み』なんて応募条件だろうが、応募すればいいんです。実際に、経験年数0年の僕でも『経験年数4年以上』の会社からも返事をもらえました。
応募条件の7割満たして入れば、それは応募して大丈夫です!アグレッシブに行きましょう!
面接時
面接時に一番大事のなのは『自信』です。
これは間違いないです。英語でも、スキルでも、経歴でもありません。『自信』です。なぜ、そう言えるかと言うと、書類選考を通過し面接にこぎつけている時点で『経歴とスキル』の部分はほとんどクリアしてるわけなんです。その部分は、面接では最終確認するだけ。そんなことよりも、会社側が見たいのは『この人に仕事を任せても大丈夫なのか?』『この人と一緒に働いて楽しいか?』という部分です。
『この人に仕事を任せても大丈夫なのか?』の部分をアピールするには『私にお任せください!』『つまずいた時でも如何にか対処できます!』の姿勢をを伝えないといけません。これは姿勢を良くし、相手の目を見て、ハキハキと自信を持って『自分はできるやつだぞ!』とアピールするんです。心の中では不安でもいいんです。面接時には無敵モードの気分で臨むべきです。ガンガン自分をアピールしましょう。
『この人と一緒に働いて楽しいか?』に関して、これはカナダでとっても大事だと思います。カナダでは直属の上司になる予定の人が面接に参加することがほとんどです。そして、この人の決定権が大きいのです。面接時に、明るい声で、スマイルがあり、たまに小粋なジョークを挟める人は最強です。一緒に働きたいと思われます。
いくら英語をうまく喋れてたって、暗い人は採用されません。現に、僕が採用された際、他の候補者は全員カナダ人だったので僕より英語がうまいのは当たり前ですが、僕が一番面接官の目をガッチリ見て、明るい声で話していた自信はあります。小粋なジョークもなかなか炸裂させたつもりです(自己判断)。
とにかく面接はガンガン自分をアピールすることです!
とにかく情報戦
カナダ、バンクーバーでの就活の方法は日本とは全く異なります。そして、業界、業種、会社の規模、会社のある場所、などによって全然違います。例えば、ウェブ系の技術職の面接にはスーツなどバシッと決めた格好で行かない方が良いと言う事です。実際に僕はジーパンとTシャツで行きました。ウェブ系の技術職の面接ににスーツを着て面接に行くと、『身なりや体裁ばっかり気にするようなやつだ。技術習得よりも見た目を気にするやつかもしれん。』と思われ落とされることもあるそうです。(本当にそれだけで落とされるかは分かりませんが、良い印象を持たれないのは確かだと思います。ウェブ系技術者は必ずジーパンとTシャツで行けという意味でもありません。)この事を知らなかったら、日本の就活と同じようにスーツをバシッと決めて面接に臨んでいたかも知れません。ただ、金融関係の会社員や銀行員がTシャツ短パンで面接に行けば落とされると思いまし、これは業界や業種によって異なるもので、それは知っておかなけらばならない情報です。これは単なる一例にしかすぎませんが。
他にも、『バンクーバーの就活ではコネが強い』『求人を出しておきながら、本当はその会社は求人しておらず、別の理由で求人を載せている会社の見分け方』『面接の質問内容はほとんどテンプレート』『就活時で最大の難関は応募のEmailを開いてもらう事』などなど、挙げればいくらでもあります。そして、驚く内容ばかりではないですか?これらを知らずに闇雲に就活しても一向に勝率は高くないらないはずです。
ただ、ここで疑問が出てくると思います。『どうやってその情報を手に入れる事ができるの?』ってことです。この、情報を手に入れるには3種類方法があります。
インターネット
これは言わずもがなだと思います。パソコンの前でちょっと指と目を動かすだけです。簡単です。誰でもできます。
ところがどっこい、就活でうまく行ってない人で、ここの段階すでに情報収集不足の人が多くいます。以下で紹介する他の方法にたどり着くためにも、ここは十分に時間をかけるべきです。例えば僕が実践した事として『行きたい業界、業種の会社をリストアップする』です。僕はこの作業に40時間ほどかけ、バンクーバーにある僕が目指ざしてる方向性の会社(僕の場合はデザインエージェンシーやソフトウェア会社)を200件ほどをリストアップしました。そのリストの中には、自分の行きたい度、会社の規模、会社の場所、サイトURL、仕事内容、一言メモ、などを書き込み詳細まで会社を調べました。
また、ツイッター、フェイスブック、medium(北米でよく使われているブログサイト)などで最新技術の情報が自然に入ってくるようにしました。
ミートアップ
バンクーバーを含む、カナダやアメリカでは、同じ興味を持つ人が集まるイベントが多く開催されています。多くのイベントは、このミートアップと言うサービスを利用しイベントを告知しています。自分が気になるグループに参加し、積極的に開催されるイベントに僕は多く出席しました。僕の場合にはウェブ技術者系のイベントに多く参加し、他の参加者と積極的に話をしました。僕が参加したイベントの場合、ほとんどの参加者ははすでに会社で働いている人だったので『就活までにどう勉強したら良いか』『どうやって仕事を見つけるられるか』『どんな人を会社で採用したいか』などのアドバイスをもらいました。僕の友達で、ミートアップをもとにコネクションができ、仕事が見つかった人もいます。ミートアップでは、情報収集だけでなく英語を使ってうまく自分を説明する良い機会にもなり、自然に面接の準備にもなります。
以前、同じ立場にいた先輩
自分がこれから経験していく事をすでに通過している先輩方(年齢は関係ない)から学ぶ事はとてつもなく大きいです。その先輩の成功と経験から多くを学べます。僕の場合の先輩は、バンクーバーでウェブ系技術者として仕事をしている日本人です。この『日本人』っていう部分もかなり大事です。なぜかと言うと、同じ文化的背景があり(性格や考え方が他の国の人と比べると似ている)かつビザの条件が同じだからです。他の国で働く際に巨大な壁になるのがこのビザです。そこの難関を乗り越えた先輩は有益な情報を持っています。直接でも、オンラインでも積極的に且つなるべく早い段階でコンタクトするべきです。僕は就活が始まる1年前から、常に先輩に相談しつつ仕事が見つかるまでの計画を一緒に立ててもらい、たまに軌道修正もしてもらったおかげでスピード就職ができました。
同じ境遇にいる仲間
現時点で、同じ方向に向かっているので必要になってくる情報のほとんどが同じです。僕の場合にはクラスメートがいたのでラッキーでした。自分に有益だと思う情報を積極的に仲間と共有するよう発信していくと、その仲間も有益な情報をくれるようになります。他の人に有益だと思われる情報はどんどん広めるべきです。情報を発信するところに情報は集まります。また、同じ立場の仲間は情報共有だけでなく、就活時にお互いに不足している部分を補えたりします。
おわり
いかがでしたでしょうか。バンクーバーやカナダでの就活の方法がぼんやりとでも掴めたでしょうか。もしこれから就活する人がいれば『スピード感』『自信』『情報』の三本柱をもとに動けば成功に繋がると思います。
今後は、就活に関して『面接』『会社の探し方』『履歴書』などなどトピックごとに深堀りした記事を書いていこうと思いますので、ぜひこれからもチェケラしてください。なにか疑問があればご連絡ください。
それではまた!
Peace!